七月三十日（火）猛暑警報発令。日本人グループのトレイル走行は中止かと合点し集合地点なる彩虹へ赴けば香港グループばかりか同胞面々。訊けば急遽決行となり早朝連絡が巡りしが余が携帯オフのため連絡つかず、と。トレイル三段、四段。猛暑猛々しく三段終了にて数名脱落。四段にては目眩。慈雲山上の茶屋に暮六つ到着。大帽山からの絶景。夜景は殊好。白酒君疲労甚だしくタクシーにて帰宅。
七月二十九日（土）快晴。海。帰宅して安全地帯のミキサーＭ兄からのメールを見、今夜の玉置浩二のコンサート、チケットの受取りは昼までに玉置氏のマネージャーのＳ女史から、と。すでに暮六つ近く、すでにコンサート前にて忙しい時間かと思いつつ女史の携帯に電話すると、なんと落ち付いき且つ丁寧な言葉に感動。急ぎ会場にかけつけルネッサンスホテルに一旦戻りし一行、女史に会いチケットを受領。声の通りの才女、業界にありがちな幼稚さもなく感銘。尭陽行の鉄観音を女史、玉置氏、それにチケットを手配してくれたＭ兄、それを現場にて手配してくれたギターの「無機嫌」武沢氏に。松菱にて天重。展覧中心にて玉置浩二公演。歌唱力は見事、ギターも安全地帯三名はさすが見事、しかしソロ転向後の玉置氏の楽曲は余には感銘できず。なぜ頑張りソングばかりなのか。
七月二十八日（金）夕方摩理臣山にて水泳。明走会にて灣仔のJo Jo Messにて月例会。時間を一時間間違え青文書店★にて盧敬華『深水○男孩公寓』、李欧梵『上海摩登』を購う。Jo Jo Messに戻り明走会。印度料理と赤ワインは頂けず。Brezelにて二次会。帰宅は子の刻九つ半。
七月二十七日（木）ジム鍛練。
七月二十六日（水）出勤。退勤してヴィクトリア公園にて水泳。飛込み競技兼用の游泳池にて水深5.5mに当初身も縮む思いなれど慣れれば快感。北角雪園にてＱ嬢のお招きでＺ嬢、Ｉ嬢、Ｄ嬢と宴会。昨日購いし北京政府国宴専用の古越龍山★。魚翅、古老肉、蝦、海月いずれも絶品。Ｑ姐の大盤振る舞い、お見事（拍手喝采）。
七月二十五日（火）快晴。退勤して上環。尭陽行にて鉄観音。中国国貨にて明日の宴会用に紹興酒。『大勝』の競馬年鑑。
七月二十四日（月）快晴。ジャーナリスト黒田清氏逝去。ナベツネの讀売新聞に黒田氏がいて大阪社会部があったことも今となっては奇跡。摩理臣山游泳池。五百米泳ぐ。益新飯店にてＺ嬢が来港直前に同僚だったＦ嬢（現在、某国立大物理系の事務職）とその夫の精神科医師夫妻と小学生のかなり頭脳明皙なる娘と晩餐。接待宴会と割り切って参加せし余もこの夫妻はまた会って快談したき個性ある知性。
七月二十三日（日）快晴。サミット無意味なまま閉幕。クリントン君はキャンプデイビッドでの中東和平工作へと馳せ、シラク君は沖縄入り前に名古屋で相撲見物。屋上にて折口信夫『死者の書、身毒丸』読む。感動できず。橋本『源氏』末摘花、紅葉賀、花宴、葵。こちらはますます光の君に耽る。康成『浅草紅団』最初の数ペイジ。夕方Ｚ嬢と動物園でオラウータン見物。蘭桂坊に出てBritsにて麦酒。買い物して帰宅。名前失念し葡萄牙産のヴィノベルデ。有線電視にてブルースリー『死亡遊戯』、悪人の牙城が銅鑼湾は蘭芳道四川料理『南北樓』！、かの名を馳せしがブルースリー（黄色いツナギが美しい）悪人との対決まさか南北樓とは知らず。劇終にて悪役が屋上から逃げしもののあれが落ちれば実は炉端焼き一番の店奥不法営業が天幕張りとは誰が知らん哉。
七月二十二日（土）快晴。海へ行かんと家を出でしが中環にてふと東涌線にて大嶼山は長沙が濱。土曜といえど人かぎりなく少なく静寂。
七月二十一日（金）曇。黄昏時に上環Ｒ。
七月二十日（木）曇。
七月十九日（水）曇。夕方、ジムへ行くには時間もなく、ふと摩理臣山にて泳ぐ。遅いが五十米を泳ぎきり我ながら驚き都合三百米。Ｚ嬢と待合せ洪葉書店にて賈平凹『懷念狼』購い南亜餐廰にて海南鶏飯、牛ソテー。三越地下の百佳超級市塲、福光屋の加賀飛超辛口購い帰宅。
七月十八日（火）曇。夜、銅鑼湾にて週刊香港Ｋ氏と待合せ銅鑼湾に新装開店の寿司屋天勺にて日本人倶楽部Ｆ氏。まずまずの寿司と思えば板前はかつて銅鑼湾見城の板前氏。Ｋ氏と上環Ｒ。ソース過量のブラッディマリーに悪酔いす。
七月十七日（月）曇。週刊香港締め切りをすっかり忘れ午後慌てて執筆。
七月十六日（日）大雨より晴。DRCの主催にての西貢トレーニング。日本人チームより速度変わらずとも休憩少なく驚きつつ早めにゴール。健脚組はさらに第三段へ。鑽石山のバラックにて火事に遭遇。
七月十五日（土）快晴。海。橋本『源氏』。
七月十四日（金）
七月十三日（木）Brezelにて茨城県人会Ｍ氏。
七月十二日（水）夕方、上環にて献血。問診表に数ヶ月以内にピアス穴の開けた？……とあり、ふと余は何故ピアスをしていないのかと自問自答して、その足で蘭桂坊、Ｆ君に電話でピアス屋の場所を質し、三十分後にはピアス小僧となる。
七月十一日（火）Ｚ嬢と待合せ加賀鳶氏を誘い尖沙咀五味鳥にて焼き鳥。
七月十日（月）夜、仕事関係で銅鑼湾大阪にて貧しい炉端。韓国料理のように自分のテーブルでする炉端ほど悲しいものはない。
七月九日（日）快晴。
七月八日（土）快晴。日本人グループでの西貢でのトレーニング。Ｚ嬢と橘屋の潔子さんの京劇見物。潔子さんの十年ぶりという舞台。粤劇に京劇の立ち回りはちょっと醒めてしまう。終わって開場で遭遇せし週刊香港Ｋ氏と三人でBrezelにて遅い夕食と麦酒。
七月七日（金）快晴。尖沙咀金島燕窩海鮮酒家にて花蟹、秀悦。
七月六日（木）曇。週末に北角新光劇場にて粤劇の舞台にたつ潔子さん（市村萬次郎氏の妻）より電話があり急遽晩餐を共にすることとなり益新飯店。萬次郎が団十郎と福助の四谷怪談にて女中役で出番前に扱けて岡持の中の皿を割ってしまった事だの、笑える。公開できず梨園情報もあり。
七月五日（水）快晴。
七月四日（火）快晴。
七月三日（月）ジム鍛練、帰宅。雨空に隣厦屋上にジャグジー構える西洋人の遊客騒ぎ耳障り深夜になっても鳴き止まず警察に通報、警察が口頭注意して解散す。眠れずおかげで橋本源氏一巻、箒木、空蝉、夕顔と読了。空蝉が色気あり、夕顔は悲しき物語。
七月二日（日）驟雨あれど猛暑快晴。家出して64番巴士に乗り赤柱。ウィルソントレイルを一段から登りトゥインピークス縦走、海まで下り昼食して木陰にて転寝。ウィルソントレイルに戻りバイオレットヒルを上り下り陽明山荘。巴士で金鐘、ジム。帰宅して夕食まで小林信彦の『おかしな人』なる渥美清の回顧録。小林しか書けぬ点多かれど渥美はじめ森繁、寛美といった役者との邂逅が「私だけ知ってる」鼻持ちならぬ点が目立ち往年の『日本の喜劇人』の頃の大らかさ微塵もなし。読了。フランキー堺の『幕末太陽傳』、渥美の『拝啓天皇陛下様』、同は羽仁進で『ブワナトシの歌』、渥美と寛美で『ばかまるだし』それに『沓掛時次郎遊侠一匹』は観たいもの。昨日シティスーパーにて試飲せしチリはLontue ValleyのUnchrraga1998の白にてパスタ。月刊『太陽』男の厨房、斜め読み。
七月一日（土）快晴。海。新聞余裕でオンタイムで読みカズオイシグロの"When We Were Prpahns"。夕方Ｚ嬢と待合せ銅鑼湾、そごう（日本の崇光は政府が救済、その前に水島の私財を強奪すべし！）旭屋にて定期購読の本を受取り地下でいいちこ購いシティスーパー寄り帰宅。小林信彦の『おかしな人』なる渥美清の回顧録読み続ける。香港返還の記念日、董下台のデモ盛ん。シティスーパーといえば創業にあたってはFenix Groupなる某日本人の繊維系の投資家？がオーナーでそこにCity Super Limitedがあると理解していたが数週前にシティスーパーの経営母体がDiamond View Limitedになると知り、それがいったい何なのか知らずにいたら信報に九倉がこのDVLの親会社で、このDVLを會徳豐に売り渡す、と。いつのまにかシティスーパーが九倉（Warf）傘下になっていた次第。