乾 坤容我静 名利任人忙
(旧)教育基本法(1947〜2006) 改正に反対した文化人129 名の声明 憲法改正反対(九 条の会こちら

また眞理を知らん、而して眞理は汝らに自由を得さすべし。ヨ ハネによる福音書8章32節)

メ ディアはコミュニケーションの道具という素朴なイメージがあるが、もっともこの言葉は「中間」という意味であり、二つのものの間を取り次ぐという意味で はコミュニケーションの道具となるが、同時に最初は一つであったものを二つに分けるという効果ももたらす。メディアは、それがもたらす情報を共有し仲間意 識を持つグループと、そうしたものに無関心、あるいは反発するグループとの分裂をもたらす。メディアが発達すればするほどこの分化は進む。だから、メディ アの発達がコミュニケーションを豊かにするというのは幻想にすぎない。(佐藤卓己)

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■ 「はてな」の富柏村日剰・香港日記(テキストのみ)はこ ちらを ご覧 ください。

■最近のブログ化のご時世に敢へてブログ化せぬ日記を。の 心づもりでをります。敢へて全て讀むこと強ゐる日剩あつてもいゝのでは?と。
讀みにくいこと間違ひなきサイト乍ら今後とも御贔屓の程宜しくお願ひ申し上げます。

2000 年11月24日からおそらくあなたは番目の閲覧者です。

九月卅日(日)二週間前に続きO氏とY氏と三人でMacLehose TrailのSection 4(馬鞍山)〜5(大老山)を歩く。杭口より西貢経由で西沙路の峠に八時四十五分。雲一つな い快晴。気温摂氏31度は暑いがさすが中秋も過ぎると風も心地よく木陰には冷気。登山家でもあるO氏の眼にも西貢の鶏公山だの馬鞍山は標高三千メートル級 の山並みに映るそうな。歌手のみなみらんぼう氏も香港で馬鞍山登ったそうだが「世界一高い標高700m」という表現は言い得て妙。だがO氏曰く、よく見る と登山道登る米粒ほどの人があっと言う間にどれだけ登っているか、もしあれが穂高だったら登山する人の身長は30mくらいですかね、とO氏の指摘に笑う。 確かに。走ったわけではないが早足で歩き続け九龍見下ろす沙田峠のカレー屋(恒生商店)に午後一時前に到着。標高100mから700mまで登り小高い山を 越えて15kmを4時間ならまずまず。鶏カレーと麦酒。歩いて黄大仙まで下り解散。黄大仙祠の周囲で法輪功の諸君、布教及び反中共政府キャンペーン盛ん。 正門、裏門、団体バス駐車場と鼠の入る隙間もなく法輪功の宣伝。明日が国慶節でこの週末より大型連休、中国から香港旅行客多し。で香港の主だった観光地は 大陸客に向け法輪功が踊る、の図。風呂屋に寄り按摩。帰宅すると畏友T君より電話あり。T君は草間彌生スタヂオ仕切るアタシの小学校から高校の同級生。来 月一ヶ月、香港で(尖沙咀のHarbour Cityにて)草間彌生のexhibitionあり、その打ち合せ&準備で今日来港。一通り打ち合せ済み晩に香港側と夕食の由。今回の展示にかかわる件で アタシがちょいとお手伝いした件あり。その確認も含め急遽お呼ばれしHarbour Cityの廣東茶居なる食肆での夕食に末席を汚す。T君、今回同行されている同スタヂオのF嬢とホテルで暫し鼎談の後、帰宅。
▼立法會港島区補選に立候補の葉劉淑儀、親中御用政党民建聯にとって票田の北角にて昨日は選挙活動。北角は福建幇で蔡素玉の地元。だが30分の葉劉淑儀本 人によるチラシ配りで少なくとも10名の市民がチラシ受け取り拒否。そのうち一人の青年はマスコミが取り囲む中、葉劉淑儀に対して「自分は港島区で投票権 あるが、アナタには投票しない。陳太(アンソン=チャン)に投票すると決めてる」と堂々と言い放つ。葉劉淑儀は冷静に「チラシだけでも読んでみて」と求め るがチラシ受け取りも拒否され葉劉淑儀も立場なし。四年前の反感はいまだ消えず。
▼先週の朝日新聞にあるエドワード=サイデンステッカー先生の追悼記事(白石明彦編集員)。コロラド大学に寄贈されたという50年代からのサ氏の日記60 冊。興味深し。
東京の湯島とハワイに半年ずつという生活が長く、永住権を取得して 昨春から湯島を終の住処と定めた。下町に江戸の残照を見た永井荷風を敬愛し、下町散策を楽しんだ。谷中墓地を歩き、大正12年9月1日と昭和20年3月 10日の死者の多さに気づいたと、晩年の随筆にある。
アタシが1990年当時あと少し東京に住まうのが長ければ池ノ端でサイデンステッカー氏の知遇得たJB君に連れてもらいサ氏のその湯島の家にお邪魔できた かも知れなかった、と残念でならず。

九月廿九日(土)午前中書斎にて雑事済ませ昼前に裏山でも走ろうか、と思ったが午前十一時より或る寄り合いあったことすっかり失念しており気がついたのが 四十分前。で金鐘に急行。昼過ぎに寄り合い主宰のT氏と食品店Greatのカフェで昼餉がてら雑談。午後薮用あり。早晩にZ嬢と湾仔の波止場で待ち合せ フェリーで尖沙咀。HABITŪ Ristranteにパスタ食す。葡萄酒をグラスで豪州のRoseroadだったか、失念。香港文化中心。香港管弦楽団で「薔 薇の騎士」を全曲通しで歌唱と演奏。指揮は同管弦楽団総監督の江戸出割音(Edo de Waart)氏。 コンサートマスターがJohn Harding氏に替って初めての拝聴。唸るような音色が好き。割音氏が香港管弦任されて四年目?か、今晩の演奏はさすがオペラ上手の氏だけあ り、楽団の演奏は充分に満足できるもの。この楽団、コンマスはじめかなりの団員が替わり、以前とはもうすっかり別のオケの如し。レベルかなり向上。だが三 分の二くらいの奏者が外人部隊では地元のオケという親近感に欠ける。歌唱は元帥夫人にDagmar Schellenberger女史、オクタヴィアンがMichelle Breedt女史、ゾフィーにHeidi Elisabeth Meier女史、で男爵(オックス)役のFranz Hawlata氏がかなり出色。ファイナルはWolfgang Holzmair氏。三時間余のオペラ作品を歌い手とオケの演奏だけで全曲通す、というのだから「飽きてしまうのではないか」と多少懸念あったが、なかな かどうして必要最小限の演出も用いて客を飽きさせず。Z嬢と一緒に「元帥夫人の嘆きがつくづく身にしみる年になった」としみじみと思う。香港文化中心の幕 間のバーコーナーで三鞭酒供しているのを初見。一杯HK$120は高すぎ、で誰も飲まぬ。
▼九月廿六日の毎日新聞より引用。
渡海紀三朗文部科学相は26日、安倍晋三前首相の教育改革路線とさ れる競争原理の導入について「義務教育には持ち込むべきではない。基本的には学校間の競争は極力さけなければいけない」と否定的な見解を示した。また、政 府の教育再生会議が導入を検討している教育バウチャー(利用券)制度にも、慎重な姿勢を示した。渡海文科相は「教育は市場原理になじまない。市場原理主義 で物事を進めると、社会にひずみが生じ、格差を生み出す」と述べた。バウチャー制度についても「バウチャーをもらっても(学校を)選ぶところがないという 地域的な問題が解けない」と安倍路線との違いを見せた。さらに、道徳を名称変更し、徳育にするという再生会議の提言には「言葉は重要ではない。(中身を) しっかりやっていくべきだ。なぜそう言わなければいけないのか聞いてみたい」と述べた。
官房長官町村君曰く「教育再生国民会議にはひきつづき活動していただく」。教育担当首相補佐官の山谷某も続投。だが実質的には年内に答申出させて「はい、 ご苦労様」か。この茶番劇のさなかにヤンキーから国会へ、の変節先生だけが「おいしいところ」ゲットか。文部科学省、築地のH君の指摘通り、渡海紀三郎君 の文相就任は幸い。この10年、小坂憲次君を除けば概ね「タカ派」が独占の文相ポスト。その後釜の渡海君はかなりリベラル派。もともと新党さきがけ、だ。 教育基本法改正成就で「さあ次は下位法をバンバン改定していきますよ」「教育現場も覚悟決めて従えよ」の背水の陣で、この文相人事は「当面、教育改革はほ どほどにやります」の意思表示か。で、間違いなく窓際であった中教審が蘇生。会長が山崎正和君。当面は「保守リベラル」の教育行政に転換か、と再生会議よ か「まだずっとマシ」で期待するか。
▼昨日のビルマでの日本のAPF通信所属記者の死亡について。築地のH君の話では東京新聞は昨日の朝刊で件の写真をトリミングせずに一面で掲載。キャプソ ンは「負傷し、倒れこみながらもカメラに収めようとする男性」。但し「日本人記者殺害」が同じ1面トップ記事にあり、写真がその決定的瞬間とは気づいてお らず、か。トリミングして掲載した社の場合は「長井さんかもしれないが、確認がとれない」状態での判断だったの鴨。だが外電ではすでに断定しており微妙な ところ。

九月廿八日(金)晴。ミャンマーの反軍政デモ取材中の日本のAPF通信所 属記者が流弾に当たり死亡。蘋果日報もSCMP紙もロイター配給の、この記者が倒れながらも兵隊が民衆追い払う光景撮影中の写真を大きく扱う。が 日本では「遺族に配慮」か朝日も日経もこのロイターの写真はトリミングされ倒れてもビデオカメラ離さず撮影する記者の姿はない。センセーショナリズムでも なく、現場の事実は事実としてレンズに写ったデモ鎮圧、撮影取材中に倒れた記者の姿をそのまま出すことに何か差し障りがあるかしら。このミャンマーでの現 実がむしろそのまま世界に報道されることが戦場や過酷な現場の記者の本望と思えてならず。諸事忙殺され晩に至る。帰宅してNHKのNW9を観ると上述のロ イターの画像映し出され至近距離から撃たれたらしき映像もあり。だが報道は「どういう状況で撃たれたか」とお得意の市街地の無意味な模型など見せ流弾なの か意図的な殺害なのか?と推理(有閑)。流弾だろうが意図的銃撃だろうが後ろから撃たれようが前から撃たれようが、戦場であるとか軍がデモ参加の民衆鎮圧 に武力行使する現場で、どうでもいいこと。平和ボケ甚だし。オマケにミャンマーの日本大使館の公使まで電話口でこの記者殺害につき「どういう状況だったの か」と語らせようとするが(わかるはずもなし)、まずは「遺族の方に心からお悔やみ申し上げます」とお通夜の如し。外国人記者の入国が制限されている状況 でヤンゴン市街で軍の民衆鎮圧の現場でビデオ撮影していた戦場記者の死因よりも「どうして軍政が続くのか?」を切り込むのがマスコミの必要性のはず。 NHKのニュースセンターに年収1,000万円以上の職員がどれだけいるのかしら。……でこの低いレベル。報道に携わるのなら一度、修行のため戦場に出て みてはどうか。「現地の日本人の安否も気遣われています」とキャスターの柳澤某。民主運動家が自宅軟禁される軍政国家。独裁であるミャンマーであるとか中 国、シンガポールに住まうのは自分なり隷属する企業の意志、判断なのでありリスクは本来自分で担うものなのだから日本政府が安否気遣う必要も非ず。アタシ もそうだが日本国に対して所得税も納めておらぬのだ。庇護する必要もなかろう。而もそのような軍政府独裁の其処に家族連れていくことのリスク、ヤンゴンに 日本人学校を設けている必要性の有無をよく考えるべき。キャスター柳澤某の「明日、国連大使がミャンマー入りします。これにミャンマー政府がどういう対応 をするのか、今後の対応を見きわめたい」という虚無な言葉で報道締めくくられる。馬鹿以外の何ものでもなし。NHKといえば社会部に堀某なる若手記者あ り。現場で、クルーもクルーだが、いちいち「私のいるここがっ」と画面外で言ってからレンズの視野に飛び込んできたり、風景からカメラを思いっきりパンさ せて現場の前に立つ自分に振らせる。陳腐。郵政民営化。これまで郵便局が郵便ばかりか貯金、年金まで扱っていたのが民営化で郵便配達の局員は貯金も年金も 扱えず。而も局員のリストラで新聞配達も郵便局が担う僻地では新聞配達は夕方に。「今までは局の人になんでもお願いしてましたから、これからほんと不便に なりますね」とNHKの取材に答える僻地に住まう住民の方々。ここでネタが終わる。これが報道か? 「こんな弊害もある郵政民営化、これを昨年の夏、多く の有権者が支持したのです」と往年の久米宏なら言ってみせたか。郵政民営化で不便強いられる方々に、郵政選挙では反民営化の候補に投票しましたか?と尋ね たい。小泉さんなら何か改革してくれるのではないか?と期待してあの時、自民党に投票していやせぬか。反民営化で共産党に投票するなりして意志表示した か。続いてのニュースです、「各地で地震災害に備え防災訓練」と。学校では地震予知情報が流れたら10秒もかけず防災頭巾かぶり机の下に隠れる訓練。防災 頭巾被っても屈んで頭を守るため項(うなじ)から頸の付け根が顕わに。学校の机の支柱が何トンの落下速度に耐えられるのか知らぬが、その顕な頸を重さでや られたらひとたまりもあるまひ。防災頭巾はB29の空襲で火の粉の舞うなか防空壕に逃げ込むまでに有効。地震で机の下に隠れるなら、便所坐りで屈むより寧 ろ、天井落下などの重圧から頸、そして頭を守るために床に横臥でもしたほうが安全というガイドラインもあり。肩の強硬な骨が頸や胸を守る。足を瓦礫に挟ま れるほうがまだマシ。防災の訓練がどこまで真意に防災なのか、むしろフーコー的には防災訓練の名の下に権力により訓練がなされ、それに從う国民の養成こそ 主眼。では消防署で何の訓練がされているか、といえば大地震予測の警報が流れたら、まずは消防車や救急車を建物の外に出す訓練。なぜかといえば、大地震で 停電になった場合や建物が傾くなど被害で出ると消防署の車庫のシャッターが作動しなくなり、シャッターが開かず消防車や救急車が出動できなくなる可能性も あるからです、と。シャッターをつけなければいいのに。どうせ24時間体制なのだし夜半に賊も押し込むまい。ちなみに香港の消防署は車庫に扉あるが、横開 きの蛇腹で通常は電動だが手動も当然可。で何処だかの消防署では、静岡が今日の最高気温摂氏35度という依然酷暑のなか、隊員の訓練で17kmだか持久走 して熱中症で消防隊員が死亡。いつ非常事態で出動があるかも知れぬこと想定すべきが訓練(香港ならヴァレーボールと30分のジョギング)。消防隊員が熱中 症でヘロヘロになってどうするのかしら。なにが危機管理なのか、てんでわかっておらぬ。相撲部屋の若手力士リンチ殺害は非難されるがこの消防署とて同じレ ベル。ミャンマーの軍政もおかしいが、日本もじゅうぶんにヘンなのだ。内田樹『先生はえらい』続き読む。

九月廿七日(木)バンコクのY兄に十月の香港での「アイーダ」の公演のチケット予約請われURBTIXのサイト覗くと(アイーダは5日間6公演すでに完 売)北角の新光戯院がついにネットでチケット販売開始の由(こ ちら)。驚愕。観客の平均年齢、ゆうに七旬は超えている世界、誰が入場券をネット予約するか疑問(笑)。いずれにせよアタシには便利至極。これま ではいちいち劇場窓口で購入だったのだから。さっそく十月の上海青年京昆劇団の「牡丹亭」の席を確保。楽しみ。本日見事な快晴で夕陽もまことに燦々。晩 に薮用あり夕餉を簡単に済まそうと天后の華姐清湯腩に牛腩河 食す。初めて華姐の尊顔を拝す。濁声で店の中で陽気に捲し立て振る舞う姿に中上健次の物語にあるオリュウノオバは実在したらこんな感じか、とふと思う。こ の近くの上海弄堂の婆サンもおなじような雰囲気あり。ところ で「薮用」なる語彙。最初はたんに「野暮用」の打ち間違い。ただ「野暮」というには、ウソでも自分で何らかの意志なり意図もってする事を「野暮」というの も謙譲表現としてもちょっと野暮、で何らかの事柄、だが具体的に綴るを厭い、さしずめ「某事」だろうが、「薮」は文字通り「薮」で「薮入り」という言葉が あるが薮に入っちまえば秘匿の感じもあり、すっかり薮用という言葉頻繁に用る。今日、ふと、ちょっと不愉快なことがあり、それでムシャクシャした結果、宮 澤賢治のような人になりたい、と思った。Z嬢に「賢治のようないい人に」と、その話をすると、果たして賢治はいい人だったかどうか、賢治に纏る斎藤秀雄の エピソード(『嬉遊曲、鳴りやまず』に出ていた話)など読んだかぎりでは、とてもいい人、とは思えない、とZ嬢に笑われ、確かにその通り。ところで斎藤秀 雄だってかなりのものだね、あんな歪んだ性格の人が、先生、先生と慕われ今だってああして教え子たちがサイトウキネンなんてオケまで作って演奏してくれて いるのだから世の中面白い……と話す。晩遅く内田樹『先生はえらい』(ちくまプリマー新書)読み始めたら、師弟関係は基本的に「美しい誤解」という記述が あり。「誰も知らない、この先生の素晴らしいところを私だけは知っている」という誤解。これを読むとサイトウキネンがなぜ存在し得るのか、を妙に納得す る。
▼立法會港島区補選にレジーナ葉劉淑儀女史が正式に立候補。03年に50万人デモ引き起こす直接の原因となった基本法23条での治安立法について当時の保 安局長として事実上、更迭の身。当時は謝罪要求など突っぱねたが今回は「市民に対して当時の自らの言動を謝罪」と。23条立法は当時の特区政府としての政 策であり自らは保安局長として主管であったが立法化に尽力した、というのが彼女の弁明。それにしても「ヒットラーも選挙で選ばれた」だの「休日のデモはレ クリエーションのようなもの」といった一連の言動が常軌を逸するのは確か。今回も謝罪発言は選挙での得票狙いのリップサービスに過ぎぬ、と泛民主派は一 笑。確かにこのオバサンの権力志向の強さ、独特のものがあるが、かりに立法會議員、はたまた行政長官就任?の場合、けして単なる「共狗」にはならぬ気もし ないでもなし。ところで今回の参選表明に同席の支援者には親中派御用政党民建聯や自由党の代表は当然として、まず気になる存在は地味だが史泰祖医師あり。 03年の50万人デモで「醫學界七一民主行動」組織した史医師の、今回のレジーナ支持は「変節か?」と非難されもするが常識、いや見識ある人で今回の判断 が香港の政治的分断を避けるための選択という言葉に深みあり。他に英国統治時代の政務官  David Akers-Jones卿、蘭桂坊の Allan Zemanや元喜劇役者マイケル許冠文の姿もあり。マイケル=ホイがその場にいることが喜劇か。勘違い甚だし。親中派の梁愛詩が正式にレジーナ葉の推挙人 というのは驚かぬが名誉顧問に「香港の市川房枝」Elsie 杜葉錫恩女史(94歳)の名があることに驚き。もともと保守派ではあるが、この老政治家に「香港の良心」アンソン陳方安生に対する評を聞いてみた いところ。

九月廿六日(水)蘋果日報は「張 學友狂炒菲傭 3年換21人 菲領事館列黑名」と歌手のジャッキー張學友夫妻が三年の間にフィリピン人メイド21人を理不尽に交替させ在香港フィ リピン総領事館でメイド雇い主のブラックリストに名前あり、の由。 Z嬢と昼前に北角からフェリーで紅磡。好像蔡明亮電影裡面的下雨。中秋翌日の休日に紅磡に渡るは香港のミニバス大王・馬亜木氏の「紅磡大環山新邨11- 13 第二座地下」に登記されし住所の確認。日頃の生活の中で気になりつつきちんと「まとめていない」こと少なからず。その一つが「ミニバス大王」と称される馬 亜木氏のこと。香港で六百輌のミニバス有し、ミニバスの運賃収益で不動産投資続け不動産資産がHK$20億とかいう記事も数年 前に新聞で見たが「露出の少ない」富豪で、馬氏所有のミニバスには所有者として馬亜木の個人名で登記住所が「紅磡大環山新邨11-13 第二座地下」とあるのだが紅磡に大環山公園だの公共プールはあるが大環山「新邨」は見つからず。で調べると、この大環山邨新ってのは40年くらい前に紅磡 界隈が開発された当初の団地の名称で、その後それが紅磡邨となり現在は家維邨。そこで家維邨に馬亜木氏の登記上の住所=会社?がどうなっているのか、を確 かめに赴く。北角からのフェリーで渡海に驟雨あり。雨歇み見る見るうちに快晴。かつての黄埔の唐樓ならぶ路地を抜け観音廟に賽す。この裏手が家維邨。戦後 の罹災者団地が如き公共団地も今ではすっかり立派な公共マンションに建て直されミニバス大王の当該住所は当然なし。G 階には診療所や福祉事務所などあるだけで、考えてみればミニバスという公共交通機関とはいえ民間会社の事務所が公共地にあったらおかしい鴨。一応、このか つての大環山新邨「跡地」には馬亜木氏のミニバス会社は不在と判断。ちょうど路地に官塘行きのミニバスが泊まっていたので意味もなく乗車。官塘で雲南麺粉 でも食そうか、と思う。ミニバスの車内で紅磡の地図を見ると家維邨の近くに「紅磡邨」発見。而も大環道という行き止まりの道。此処を見逃したのは不覚。官 塘で贔屓の「雲南風味」に赴けば中秋で連休二日。隣の榮華川菜館という開業三十年余の上海料理屋に食す。小籠包、紅油抄手と 銀芽肉絲。オンボロ、といえばそれまでの食肆だが、それを古めかしさとしてノスタルジーでPRする、なかなかの商売上手なり。食後、どうしても「紅磡邨」 が気になりタクシーで紅磡に戻る。紅磡邨に向うが此処も罹災者団地を重建しての公共マンション団地。ここにも馬亜木の手がかりなし。行き止まりの大環道。 広い空き地あり。其処もかつては紅磡邨で今後再開発でマンション建設待ちか。公共団地でもかつての罹災者向けの「難民アパート」ならG階にドサクサで公共 交通機関と名乗ったミニバス会社が登記上此処にあったが再開発で建物取り壊され……と想像できなくもなし。但し現在も数百両のミニバスが登記上の住所を 「紅磡大環山新邨11-13 第二座地下」としておりアタシの調べでは新車ですら同じ住所が書かれている、という、そういうことが許されていることがかなり不思議。そ もそもアタシが何故こんな事が気になり始めたか、といえばミニバス会社の登記住所が「大環山新邨」という公共団地にあること、なのだから。謎は深まるばか り也。バスで油麻地。Cinemathequeで第4回香港亜州電影節のうち河瀬直美監 督『殯の森』観る。満席。カンヌ映画祭でのグランプリ(審査員 特別大賞)受賞作。優しいようでいてかなり無理のある展開、一昼夜かけて彷徨う山中が「とても奈良らしい」里山のような光景であること、など、『萌の朱 雀』から河瀬直美監督の作品を看ているアタシらでもちょっと疑問点少なからず。ただ例えば『垂乳女』で生と老い、に続いてこれを観ると、この抽象的な作品 でテーマ明らか。主演のうだしげき氏は奈良の地元の文人。河瀬監督の「火垂」に感動していたが「監督と居酒屋でたまたま会ったのが縁」で、以後、監督の協 力者となり今回が役者に初挑戦の由。奇縁。尾野真千子はデビュー作『萌の朱雀』から10年で、すっかり大人の女性になっていた。観客として、この河瀬直美 の世界にすっかり浸かることだけ。午後遅く映画館を出ると中秋も過ぎ、だ いぶ傾いた太陽が油麻地の市街に、夏にはない興味ぶかい陰影を浮かび上がられている。急いで帰宅し早晩に筲箕灣。アタシらの所属するランニングクラブ恒例 の「十六夜の月を愛でるトレイル」で十数名でバスで石澳の岬のつけ根。香港トレイルを逆走し小一時間で「龍脊」に上がる。午後遅くからまただいぶ雲が出て 暗天となるが辛うじて雲の絶え間に東の海上に浮かぶ十六夜の月を愛でる。持参のビール飲み干しウエストバッグに忍ばせた携帯用小瓶のジャックダニエル飲 む。二更に筲箕灣に戻り越華會海鮮小館。路上に貼り出しの卓 で夜風浴びつつ海鮮に舌鼓。麦酒を大いに飲む。

陰暦八月十五日。中秋。安倍内閣にとっては陰暦でも八月十五日で終戦か。閣議で安倍内閣総辞職決定。産経新 聞は「安倍内閣最後となった閣議には、安倍晋三首相も出席した」ってアナタ、小渕首相が倒れ当時の青木官房長官が首相の「辞任の意向を伺った」と して首相臨時代理に就任し総辞職、の時ならまだも、安倍三世は過労で入院で首相の臨時代理も置かず「総辞職の閣議には出たい」と表明しており前日記者会見 までしているのだから「安倍首相も」はないだろうに……。ところで内閣が閣議で各大臣の辞表を集め総辞職、となるが一人くらい「自分は辞職しない」と言っ て辞表書かない大臣がいたりしないのかしら。その場合は罷免? 安倍内閣発足が昨年の九月廿六日(マスコミはちょうど1年、と書いているが陛下による首相 任命が今日中に行われないと=明日にずれ込むと安倍三世は危機管理上それまで職務遂行じゃなかったか)。ふと昨年九月廿六日のアタシの日剰読む(こちら)。この日アタ シは、野党と自民党離脱組に加え自民党反主流派、ハト派大量離脱で小沢一郎主犯の連立内閣が生まれる夢から目覚め安倍首相による組閣は「今回の安倍チョイ スで誰よりも強烈な印象与えるのは大臣でなく首相補佐官「拉致担当」中山恭子様」とアタシの感想(笑)。安倍三世の所信表明の記者会見が「明日の未来、で 意味不明」、その内閣が1年で教育基本法改正と日中関係是正だけ成功したことは予想通り。市街で通りがかりの民衆に内閣の布陣を見せて「どう思われま す?」と質問し安倍内閣への期待感テンコ盛り報道してみせたNHKの責任追及すべし……と言っても全てが「終わったこと」で、これで流してしまうのが「美 しい日本」。ああ……馬鹿馬鹿しい。で今日の現実に戻ると、福田康夫君首相就任。参院では民主党の小沢一郎君指名される。決選投票で小沢君に入れた共産党 の協調特筆に値す。夕方、雨空の雲が晴れうっすらと青空。中秋の月が愛でる鴨。帰宅して福田内閣組閣をNHKで眺める。昨年の九月廿六日を真似てビール飲 みながら。栗ごはん炊いていたがN氏にいただいた「いかめし」も頬張る。福田内閣は安倍第二次内閣の主要閣僚再任(17人中13名)。軍事専門家石破茂君 の防衛大臣就任は本望か(前回は防衛庁長官だったし)。だが安倍三世に対して「何を反省しているのか明らかに」と迫った石破君の態度はすでにたんなる軍事 オタクに非ず。05年5月時点での築地のH君と行った組閣案を比較してみると、アタシらのも派閥領袖起用という点では自民党の旧体質、派閥政治再演という ことで非難も可。しかし当時は小泉帝の御世、ポスト小泉で安倍三世浮上。そこで「なんとしても安倍首相誕生阻止」のため反安倍勢力の大同団結という点では 町村、谷垣、高村、古賀といった領袖ばかりか、当時の前原民主党も割って小沢君を引っ張り出したもの。これを今日の組閣結果と比べてみると
内閣総理大臣 - 福田康夫 ◎ 予想的中!
無任所大臣(副総理) - 小沢一郎(無所属)× 今回は民主党からの分裂なし
首相特命補佐官(中国担当) - 加藤紘一 × 対中関係問題なし
総務大臣 - 魚住裕一郎(公明党)× 公明党は冬柴君国交相に留任
法務大臣 - 武見敬三 × 鳩山邦男君起用は民主党でもポストなき兄への見せしめか
外務大臣 - 古賀誠▶党選対 
財務大臣 - 亀井静香 × この組閣当時はまだ離党前 国民新党はいぜん閣外勢力
文部科学大臣 - 久間章生 × 文相適任だったのだが原発発言はアタシらも想定外
厚生労働大臣 - 河野太郎 × 特措法「強硬」新法案「には」反対、で家系としてぎりぎりハト派
農林水産大臣 - 園田博之▶党幹事長代理
経済産業大臣 - 額賀福志郎▶財務大臣
国土交通大臣 - 平沼赳夫(古賀君絡み)× この組閣当時は郵政選挙での離党前
環境大臣 - 浜四津敏子(公明党)× 公明党との連立関係も小泉時代に比べると希薄か
内閣官房長官 - 町村信孝 ◎ 予想的中!
国家公安委員会委員長 - 中曽根弘文 × 郵政選挙での変節ぶり、「戦犯」扱いで入閣遠し、か
防衛庁長官(現・防衛省大臣) - 高村正彦 ○ 安倍内閣ですでに就任で今回外相、ほぼ的中か
内閣府特命担当大臣
 沖縄及び北方対策担当 - 麻生太郎(古賀君絡み)× 今回は総裁選孤高ぶり、入閣固辞、で男をあげた?
 金融担当 - 塩崎恭久 × 渡辺喜美が安倍辞任で泣いてみせ、篠原演芸場っぽく留任
党総務会長 - 谷垣禎一▶政調会長 予想ほぼ的中!
党政調会長 - 衛藤晟一君 × 郵政国会で党除名、無所属で落選で参院選(比例区)で復活、と茨の道
幹事長 - 笹川堯君 × 当選7回で党内基盤強そうだが今ひとつ上がってこない先生
衆議院議長 - 森喜朗 ……これは実現に向け、まだ期待か(笑) 但し森君起用は小泉時代に安倍期待論高まるなか福田首班とするにあたり森派(町村派)分裂のためのトッ プハンティング策にすぎず
こうしてみると、この組閣案で、その夏の郵政国会選挙で自民党離脱した議員のうち、この組閣案に亀井、平沼、衛藤と3名もいたのがポイント。この組閣案が いかに改革派重視であったか。結果的に今回の福田君本人による組閣案と同じような顔ぶれになったが、今回はすでに安倍三世失脚の後と思えば「派閥政治再 燃」と批判されても致し方あるまい。それでも今回は自民党結党以来の最大の危機的状況という点では派閥領袖揃っての大同団結で来る衆院選に向けていかなけ ればならぬもの。実は、築地のH君に言わせれば良く言えば「The 自民党」とでも言うべき「相当に手強い」布陣。現在の自民党の持ち駒を使い切った最強の顔ぶれ(加藤紘一と山拓さんを除く)。これに比べれば、松岡に赤 城、補佐官の「チーム安倍」や高市早苗だの小池百合子だのの安倍内閣の連中などトーシロー。小沢一郎にとっては「いちばんやりにくい相手」のはず。派閥均 衡・挙党一致の実現で、外部から自民党の懐に手を突っ込んで、の手が封じられ福田総理との対立軸を争点化するのも簡単ではない。徳俵に足が乗った、追い詰 められた自民党の知恵の総結集。「とにかくぜったい下野したくない」という永年与党の執念。H君の言を借りれば、いまの自民党が構造改革派・穏健保守派・ 極右派の三派が鼎立で、小泉内閣は構造改革派主導に極右派がのっかった内閣。安倍内閣は極右主導で構造改革派をとりこんだ内閣。とすれば福田内閣は極右派 をパージしたが新自由主義推進の構造改革派と、反・新自由主義の穏健保守派の両方に跨がったもの。今後は両派の主導権争い=どちらが首相の取り込むか、の 争いで、小沢一郎としてはそこに楔を打ち込んで分裂を誘いたいところ。もともと小沢一郎君は90年代には新自由主義改革の旗手として売り出し。民主党も松 下政経塾に象徴される都市型の新自由主義政党として成長してきたはずが今年の参議院選挙ではすっかり「反・自由主義改革」路線に宗旨替え(笑)。一見、選 挙向けだけの顔のようだが小沢一郎君がこの数年、本当に改心した、という噂もあり。今後の流れとしては自民と民主の「ガラガラ、ポン」でもう一度、保守派 とリベラル派を篩にかけて、民主党から前原君らネオコンサバが保守党(現・自民党)に入り、自民党からハト派勢力が袂を分け民主派結集とならねばならぬ。 小沢君の狙い目もこのへん。問題はその時に世論が新自由主義の構造改革路線の過ちを見切ることができるかどうか。H君の憂慮は、この数年の浮かれたような 「改革ブーム」は一段落したものの、小泉三世個人の人気がまだ高く、肝心の「最後の」総選挙で有権者がまた「小泉改革」の如きものを支持してしまう可能性 も相当あり。日本国民はみずから革命を起こせぬぶん、施政者による構造改革の掛け声などすぐに信奉するキライあり。ところでNHKのNW9は番組冒頭でま ず昭和51年だかの福田パパの首相就任の映像流し「憲政史上初の親子二代の首相誕生」と。親子二代の首相が初なのは事実だが、今日のニュースとしてはまず 福田二世の首相就任であり参院での小沢一郎君指名であり、それに先立つ安倍内閣総辞職であり、そこでようやく昭和51年の映像が順番ではなかろうか。しか も「憲政史上初の」ってアナタ、日本では憲政を始める前提で太政官制度廃止し内閣制を採り(明治17年に伊藤博文が初代総理大臣に就任、同22年に大日本 帝国憲法の制定)なのだから憲政=内閣制だと思えば、親子二代の首相が初という時に、いちいち「憲政史上初の」なんて枕が、結局は無意味で、ただの報道で の言葉の箔づけでしかないこと明白。ちなみにシンガポールでは(シンガポールを憲政国家と言っていいかどうかは疑問だが)すでに親子二代の首相が誕生して いるのでNHKは厳密に「日本の憲政史上初の」と言うべきだったのかも。ところで佐藤栄作の時に、細川十八世の時に、いちいちNHKは「憲政史上初の」兄 弟、祖父と孫、と言っていたのかしら。とにかく報道がチープなセンセーショナリズムばかり。雲立ちこめるが風もそこそこあり雲の流れも早くマンションの裏 手に井で東の山から月もずいぶん上がったか、と眺める。偶然にもぽかりと開いた雲の絶え間に中秋の月を愛でる。久が原のT君より「三五夜中新月色。二千里 外故人心」と白楽天の詩が届く。『考える人』07年夏号で吉田秀和と堀江敏幸の対談少し読む。NHK-FMの「名曲のたのしみ」。そう、番組冒頭「名曲の 楽しみ。吉田秀和」と氏の語りから始まる。「吉田秀和です」と言わない。ここに行き着くまでの少しの苦労を語る吉田秀和。素敵だ。あの至福の時。そして 「じゃ、また来週」で終わるのだった。30年以上まだ続く。永遠に続かないかしら。
▼今朝の蘋果日報がトップで「闊 太發火 國泰讓步 考慮航機升降時名牌手袋免放行李架」と離着陸時の乗客の「ハンドバッグ騒動」続報。こ れは乗客が離着陸時に乗務員の指示に従わずハンドバッグを棚に収容せず抱えるもので(高級ブランド品ゆゑ手許に置きたいワガママ)、キャセイパシフィック 航空はこの乗客を断じて許さず乗務員と口論。香港有数の富豪の妻もこの一悶着あり。口論どころか着陸後に安全規則に従わなかったことで乗客を警察に引き渡 す(笑)ほどの強硬路線踏襲。警察が来るまで他の旅客も機内で待たされ迷惑千萬。他の航空会社も同様の規則はあるものの「わがままな客は放っておく」由。 キャセイパシフィック航空は断固安全重視か、と思われたが内部資料で機長に対して、この措置の緩和も検討の余地あり、と通告。さらに資料には“a high profile incident when a lady passenger got very upset when asked to place her designer handbag in overhead storage.”とあったことで管理層は「ブランド品=金持ち客には諂うのか」と嗤われ……以上がこの報道の顛末。興味深き点は二つ。まず、ご婦人方が 結局は「高級ブランドのハンドバッグを手にしている」ことでしかアイデンティティを保てぬ性根の貧しさ、そして「搭乗客を全て管理下に置くこと」で権力の 装置たる航空会社(フーコー的よね)。その二つであるから当然、反発が生ず。結果的には客とサーヴィスの供給者という点で航空会社側が譲歩、となる点も最 終的には資本主義の鉄則か。
▼十一月の歌舞伎座の恒例顔見世。夜の部で音羽屋、松島屋に富十郎の「土蜘」はいいが最終幕が「三人吉三」で孝太郎、松緑に染五郎。
▼自民総裁選。地方票で麻生候補の善戦伝える報道がほとんど。だが河北新報は「予備選は麻生氏2票、同情票か 宮城」と(笑)。「福田氏が国会議員票で当 初から優位だったため、麻生氏に同情票が集まったとみられる」ってコレを言っちゃぁお終いよ。
▼ミャンマーでの僧侶デモ。市民デモへの拡大に対して軍政府の冷静な対応は中国政府による圧力の由(信報)。来年の北京五輪成功願う中国政府はミャンマー 軍事政権の主要な支持母体でありミャンマー軍が一旦デモ弾圧に動けば中国政府の印象も損ねかねず。

九月廿四日(月)自民党福田総裁の党人事。アタシらは谷垣君には「党務で汗をかいてもらおう」と総務会長に推したが(十三日の日剰参照)、二階君留任が谷 垣君は政調会長。いずれにせよ「党務で汗をかいてもうら」ことには変わりなく、アタシらの気持ちを福田二世も汲んでくれた由。高村防衛庁長官は留任でこれ もアタシらの読み通り。町村君の官房長官就任もおそらく確実。我ながら実に的確な読み。外相候補の古賀誠君は党で選対。今「風水が最悪」と最も注目される 農相に推挙の園田博之君は幹事長代理留任か。どうであれアタシらの意図した内閣が誕生しそうなのは確実。安倍三世が早晩に記者会見。疲弊した姿は憐れです らある。しかし記者会見での
総理大臣は、在職中に自らの体調について述べるべきではないと考 え、会見で体調の変化に言及しなかった。しかし、辞任を決意した最大の要因について触れなかったことで、国民に私の真意が正確に伝わらず、申し訳なく思 う。健康問題について率直にお話をするべきであった。
という発言を聞くと、「辞任決意の要因に言及しかなったので真意が正確に伝わらず申し訳ない」っていったい……。「真意が正確に伝わらず」というのは何か の発言が誤解された場合であるとか、久間君の原爆発言のような「そういう意味じゃない」時の言い訳のはず。コメントで触れていないことは正確どころか不正 確にも伝わらないのが当たり前。何を考えているのかしら。晩に雑煮を食す。下郡山現君の『信じろ とぼけろ 救われろ』(秋葉工房)読み始める。アタシはほんの一、二度会ったことがあるだけなのだが彼は昭和の終った年の夏に逝去。その彼の日記、遺稿集が1995 年に出版され、先日それをネットの古本屋で入手のもの。
▼葉劉淑儀の立法會港島区補選立候補表明は今週木曜の由(蘋果日報)。政府元高官らが支援、で具体的には梁愛詩が支援表明、ってそれぢゃ更に票が逃げよう というもの(笑)。公務員票、とくに警察や入境事務處など制服組の票に期待だそうだが、どれだけがこの「制服組の印象悪くした上司」に投票か。「ルペンよ り鼻をつまんででもシラク」という点では、一見すると陳方安生だが、「香港の良心」(と言われる)陳方安生が本当にどれほどの良心なのかアタシは知らぬ し、保安局長時代の印象が思いっきり悪い葉劉淑儀が、それじゃ立法會議員になったらただの愛国忠僕で「民衆の敵」か、というと意外とそうでもないよう な……。だからと言って「葉劉淑儀に一票」となるか、と言うと、あの基本法23条立法図った時の悪態ぶりは、まさに「千古罪人」なのだが。

九月廿三日(日)秋分。半藤一利『荷風さんの戦後』、正確には今朝五時前に目覚めて続き読み読了。さすが当時の荷風にかかわった文人らの日記などから興味 深い話の抜粋多し。村の催事あり朝七時半より仕事手伝い晩に至る。晩にその打ち上げあ